こんばんはkiviです。
今回は、前から気になっていて
やっと読むことができた、
「GRIDやり抜く力」についての感想です。
私は飽きっぽいところがあったり、
次々と新しいことが気になってしまう
性格なのですが、
一つのことを継続することの大切さ、
うまくいかなくても挫折することなく
コツコツと努力を続ける
ことで人間は成長し成功できる。
才能よりもやり抜く力が結果を
大きく左右する
ということがよくわかりました。
仕事がうまくいかず悩んでいる方、
子どもの将来に不安を持っている方、
中学受験に取り組んでいる方
など、皆さんにおすすめできる名著です。
著者のアンジェラ・ダックワース教授
について
著者はハーバード大学を卒業後、
オックスフォード大学で修士号を取得、
公立中学校の数学の教員を経て
ペンシルベニア大学で心理学の
博士号を取得。天才賞と呼ばれる
マッカーサー賞を受賞しています。
本書は著者の長年の研究成果を
まとめたもので、
人生で成功するために必要なものは、
才能ではなく最後までやり抜く力である
という事について書かれています。
子どものころのほめられ方が一生を左右する
子どもがやり抜く力を身につけるために、
親ができる事として紹介されていたのが、
子どもへの言葉かけです。
子どもが勉強や運動などで成果を出したとき
皆さんはどのような言葉をかけますか。
私は「すごいね❗️」とか「よかったねっ」
とかが多い気がします。
著者が「やり抜く力」を
伸ばす表現として挙げているもの。
「よくがんばったね、すばらしい」
↑これは私もよく言います。
「今回はうまくいかなかったね。
一緒に今回の方法を見直して、
どうやったらもっと
うまくいくか考えてみよう」
↑失敗した時の励まし方ですね。
「よくできたね、もう少しうまく
できたかもしれないと思うところは
あるかな?」
↑うまくいったけど、
更に上を目指して欲しい時かな。
「これは難しいね。
すぐにできなくても気にしなくていいよ」
↑なかなかうまくいかない時に
励ましに使えそうですね。
↓逆にやり抜く力を妨げる表現。
「才能があるね。すばらしい」
「まあ、挑戦しただけえらいよ」
「よくできたね、
君はすごい才能を持っている」
「これは難しいね。
できなくても気にしなくていいよ」
「これは君には向いてないのかも
しれない。でもいいじゃないか。
君には他にできることがあるよ」
んー、どれもよく言っている気がしますね。
才能というキーワードは禁句のようですね。
結論としては、人間はなんでも
やればうまくなる。人は成長する。
という認識を持たせることが大切だと
いうことですね。
「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
「やさしい育て方」と「厳しい育て方」
どちらが子どもにとっていいのでしょうか。
これは皆さん意見が分かれるところ
だと思います。
やさしくしすぎると打たれ弱い子になりそう
だし、厳しくしすぎると自己肯定感が低く
なりそうですね。
著者の主張は厳しくしつつも温かく支える。
です。
それは、子どもの興味を第一に考える
という点では「子ども中心」ですが、
「何をすべきか」
「どれくらい努力すべきか」
「いつならやめてもよいか」
など重要なことは、
必ずしも子どもに判断を任せない。
ということです。
また、成功者の親へのインタビュー
の中で、
NFLの最優秀選手に選ばれた
スティーブ・ヤングの
父親は、子どもの行動を決めるのは
子ども自身であり、
子どもが「自分で決められる」
という感覚を持てるように、
厳しくしつつも、
親が子どもをコントロール
しようとしているわけではないこと。
いつも子どものことを全力で応援している
ということをしっかりと伝えていた。
と述べていたのが印象的でした。
「課外活動」を絶対にすべし
バレエ、ピアノ、サッカーなどの習い事、
中学、高校での部活などの課外活動も
「やり抜く力」を伸ばすのに効果的だと
紹介されています。
学校の勉強以外に楽しんで取り組める
習い事や活動を見つけることが
おすすめということです。
そして高校生になったら、
最低でも一つの活動に1年以上は
取り組ませたいとも言っています。
子どもが興味を持ったことに
しっかり取り組ませることで、
子どもはたくましく成長すると
考えられています。
ある研究では、
多くの子どもたちは課外活動について
「大変」だけど「楽しい」と答えて
います。
このように大変なこと(挑戦)に
やる気を持って取り組むのは、
課外活動以外には見当たりません。
やり通すことで「やり抜く力」が鍛えられる
「こんなの無理だ、もういいや」と
諦める子は、なんでもすぐに諦める
悪循環に陥ってしまう可能性があります。
逆に「もがきながらも、努力を続けることが
進歩につながり、それによって自信が生まれ、
もっと大変なことにも挑戦できるようになる」
好循環に入るようにしていくと
「やり抜く力」が伸びてきます。
厳しい指導のもとで何度も練習を続ける
うちに、ある日のレッスンで、ついに
うまくできた時の達成感を味わった
としたら?小さな勝利が励みになって、
他にも難しいことを練習して
みようと思うのではないでしょうか。
大変なことにも果敢に挑戦するようになる
のではないか。とも述べています。
さまざまな研究結果から、
高校時代に課外活動を最後までやり通した
生徒は、その後優秀な成績で大学を卒業し
たことがわかっています。
「やり抜く力」を伸ばすためのアクションプラン
本の中で紹介されていた
アクションプランを紹介します。
・がんばったらごほうびがもらえる。
がんばらなかったらもらえない。
というルールを子どもに認識させる。
・家族全員(パパもママも)がハードな
ことに挑戦するようにする。
例えば、TOEICで800点を目指すとか、
ランニングで10キロ走るとか。
ピアノで1曲弾けるようになるとか。
・やめても良いがシーズンが終わるまで、
授業料を払った期間が終わるまで等の
区切りの良い時期が来るまではやめては
ならない。先生に怒られた、試合で負けた
朝練がきついなどの理由でやめてはならない。
・ハードなことは他人ではなく自分で選ぶ。
自分が興味を持っていないことに取り組
んでも意味がないためです。
・子どもが高校生になった時点で、
一つの活動を最低でも2年間続ける。
子どもたちは「やり抜く力」の強い大人
になりたいと願っています。また、
「やり抜く力」を身につけるには
練習が必要です。そんな機会が
与えられることは
とても幸運なことです。
子どもが自分の道を自分で選ぶ能力を
身につけ、「やり抜く力」を育みたい
という親御さんはぜひハードなことに
挑戦する」という家族のルールを
実践することをおすすめします。
終わりに
最後に、著書の中で印象的だった一文を
ご紹介します。これは、著者がインタ
ビューしたマサチューセッツ工科大の
学生の言葉です。
彼は貧しい家庭に育ち、有名大学に
入ることなどできないとあきらめて
いましたが、兄から「失うものなんて
なにもないのだから、
一生懸命がんばれば何でもできるよ。」
と励まされた事がきっかけで、
勉強に取り組むようになり、
MITに合格する事ができました。
そんな経験から、大人たちに向けて
こう言っています。
子どもの人生を良い方向に変えて
やらなくては、
なんて気負わなくていいんです。
心から相手のことを思って、
しっかりと見守っていれば、
ちゃんとそれが伝わって、
良い変化が起こります。
その子の人生に今何が起きてるのか、
理解しようと努めてください。
そして一緒に乗り越えよう、
と手を差し伸べてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだまだご紹介できていない
内容がたくさん書かれていますので、
ぜひ皆さんも読んでみてください。
↓↓↓
励みになります!応援クリックお願いします!
↓↓↓↓娘モナのブログです!
良かったら見てください♫↓↓↓↓
↓↓↓↓息子ルイのブログです!
良かったら見てください♫↓↓↓↓
↓↓↓↓ファミリーキャンプブログです!
良かったら見てください♫↓↓↓↓